腫瘍内科は、日本では数少ない診療科として2009年5月に開設されました。がんの病態、生物学的特性にあわせた治療を選択することで、がん患者の日常生活、社会生活を最大限に尊重することを重視しています。治療を実施するにあたっては、患者の要望や状況を十分に傾聴するとともに、治療計画の内容、目的、見通し、効果、副作用、費用などについて十分な説明を心がけます。
腫瘍内科での治療の中心は薬物療法です。抗がん剤、ホルモン剤、分子標的薬剤といった治療薬を使用しますが、治療は原則として外来通院で行います。治療には点滴治療、内服薬など、疾患、病態、病状やがんの特性にあわせた治療法を選択します。


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抗がん剤に伴う悪心嘔吐、食欲不振、脱毛、手足のしびれなど、さまざまな副作用を少しでも軽くするためにいろいろな工夫をしています。また、脱毛など、一時的には強く現れる副作用も、終了後、半年ぐらいには元のように回復しますので、かつら、帽子、スカーフを使用するなど、日常生活での工夫で乗り切ることもご指導いたします。
一部を除き、ほとんどが”院外処方せん”となっていますので、お薬で患者さまをお待たせすることはありません。
かかりつけ薬局に処方箋をお持ちください。
対象となるがんは、乳がん、卵巣がん、子宮がんなどの婦人科がん、胃がん、食道がん、大腸がんなどの消化器がん、肺がん、頭頚部がん、悪性リンパ腫など、薬物療法が効を奏する疾患となります。
乳腺外科と連携をとりながら、乳がんの術前、術後化学療法は、腫瘍内科医が担当します。術前化学療法は、腫瘍を小さくすることで、より質の高い温存手術を行うことができます。術後化学療法は、目には見えない微小転移を撲滅するために、一定の期間、決められた投与量、スケジュールに従ってきっちりと実施しなくてはなりません。それには、副作用を上手にコントロールすることが大切です。